丁寧な敬語? ( ≖_≖)ハァ・・・
五分のずれで現れたもう一つの日本は、人口二十六万人に激減し 地下に建国されていた。(裏表紙のリード)
未来の日本の姿が龍さん独自の言葉で書かれている。
「昔、日本という国があったんだよ」と言われる日が来るのではないかと
思っている私。
小説が現実にならないようにと思うばかりだ。
戦闘シーンが延々と綴られる中で
査問する少尉が、警備責任者のことば遣いに、言う
「言わせていただくとか説明させていただくとかいったい誰が使い始めたんだ、そういう妙な日本語は禁止せよ、貴様は誰かに許可を得たり誰かに依頼されて話しているのか?自分の意志と責任で話しているのだろう?言います、説明します、で充分ではないか、」ミズノ少尉は不快そうに老人に向かって言った。(抜粋)
初版は平成9年4月
龍さんが覚えた違和感をミズノ少尉に言わせたのでしょう。
私も「・・させていただく」に含まれる無責任さがとても嫌だ。
最初に言ったのは誰だ、と思った。
政治家か、悪事を働いた企業の謝罪会見か?
以前、テレビの街頭インタビューで「ホストをやらせていただいています」と言った若者がいた。
テレビに向かって思わず「誰もあなたにホストをしてくれとは頼んでない」と言っていた。
SNSなど、ネットで言葉が批判にさらされることが多くなったからだろうか
ことばがオドオドと貧弱になっているような気がする。
読書中の一冊
太平洋戦争で市井の人々が体験した出来事
ほど良い距離間
垣谷さんの作品は一気に読めてハッピーエンドが良い。
共働きの子育て世代。ステレオタイプでは語れない苦労がありますね。
とても寒かった先週末
どこで本を読もうかと、夫
陽のあたるリビングで読もうと決めたようです
日中のリビングは私のものです
私:「自分の部屋で読んで」
夫:「部屋は寒いよ」
私:「大丈夫。ヒーターをつ点ければ温かい」
ソファーの上にふかふかマット
毛布と枕もいそいそと運んであげました
外出は夫とふたりが楽しいですが
家に居る時は独りが良い
「距離間が大事なのよ」
「距離間が長持ちの秘訣よ」と
「家内の大将」が差配します
最近読んだ本
(いつもお邪魔するSさんのブログから選書)
上・下の長い本。英雄色を好むは本当のよう。独裁が恐怖政治に変わる。
上・下本。推理小説のようなそうでないような。かつて訪れた国が出てくるので個人的には違う楽しみも。
久しぶりの龍さん。読み始めたばかりです。切れのいい文章。面白そうです。
日日是好日(映画)
先日、TVで映画を観た
一年前のヤフーブログの記事を読み返す
https://yomfuu.hatenablog.com/entry/29795851
とても静かな心持ちで読書していたことを思い出す
お茶の先生の希林さんの正座姿が柔らかく美しい
ヒットラーのむすめ/ジャッキー・フレンチ
「弱者」とはだれか / 小浜逸郎