サウスバウンド

  
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   今回の借入本は  コレ
   この中から サウスバウンド/奥田英朗


   【中野ブロードウェイは上原二郎の通学路だ】
   書き出しに引き込まれる






           6月に中野区長選があった
           中野サンプラザの解体、存続も争点のひとつ

           駅前にアリーナを中心に集客施設を建設するという
           駅前がまた同じ顔になる

           中野区民は誰を選択するのだろうと 関心を持った
           区民は存続を選んだ

           『駅前の顏』は 新宿と渋谷に任せておけばいい
            駅前は「あの駅」「この駅」と思い描けるのがいい

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    主人公は小学6年生の二郎だ
    元過激派の父親は 今も過激派風信念?のひと
    働きもせず 体制に反抗して 
    日がな一日ぶらぶらしている
    そんな父親を横目に 
    友人たちと日々を楽しむ二郎


 上巻を読み終わる頃 改めて本のタイトルを考える
            『サウスバウンド』とは何? どこがサウスなのだ

   そんな思いで下巻へ
   舞台は一気に沖縄  ハイハイやっと南だ
   沖縄でも 父はまたまた体制批判でひと騒動

   【世間なんて小さいの。世間は歴史も作らないし、人も救わない。
    正義もないし、基準でもない。世間なんて闘わない人を慰めるだけのものなのよ。】は
    お茶の水ジャンヌ・ダルクと言われた母さくらの言葉

   【立場で生きるような大人にはなるな】は 父一郎の言葉


   私自身は立場に重きを置く方だ その方が秩序を保てるから
   立場と自分の思いが同じなら 息苦しくはならないだろう
     (それを選べる人は 多くはないかもしれないが・・・)


         なんだかんだと家族愛 なんだかんだと幸せ
         どういう風に生きても一生 そんな上原家

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