迷わないように・・・
2014年、ノーベル文学賞受賞作家
独特のミステリアスな作品世界を築き、現代フランス最高のベストセラー作家
「とらえにくい人間の運命を呼び覚まし、ナチス占領下の
日常世界を明らかにした記憶の描写」が授賞理由
【あなたがこの辺りで迷わないように】
この作品も過去の記憶と現在の心模様が交錯し、迷いのまま最後のページに来てしまった。
敗戦後の混乱期を生きた女性たち
冷静に知恵と覚悟を持って選び取る生き方
時代に飲み込まれずに自分の人生を見据える強さに共感
女性スクリプターが職業柄の観察眼と記憶力で
事件を解決する。 初めて読んだ作家。
久しぶりの春樹ワールド
私小説風でもあるようで、ないようで・・・
現実と想像の世界を勝手に仕分けしながら読んだ
読みやすい文章
1960に中央公論に掲載の
深沢七郎の短編小説「風流夢譚」発表後の事件について、
掲載当時の記者が書いた本。
深沢氏の作品は、実名で皇室を罵倒した内容だったそう。
ジャーナリストの苦悩や矜持を深く感じた。
最近のマスコミはどうだろう・・・
インターネットの発達で皇室への批判も賑やかしい
歴史は繰り返すのだろうか